空き家整理で重要なこと。料金相場と業社選び

空き家を放置すると、「空き家対策特別措置法」の対象となり、犯罪に巻き込まれる可能性が高くなるなど、さまざまな問題が生じます。

また、空き家を売却・活用する際には、建物の中を整理してから原状回復や改修を行うのが一般的で、
「とりあえず空き家を片付けたい...」と考える人も少なくないようです。

そこで今回、空き家整理で重要なこと。整理を自分でする判断基準や料金相場と業社選びついて、

数々の空き家整理に携わっている
「空き家のプロ」が詳しく解説します！

空き家整理の
重要性

空き家整理はさまざまなリスクを軽減するうえでも欠かせない作業です。

空き家整理をしないことで、様々な潜在的な危険やリスクにつながります。

では、空き家を放置することでどのような危険やリスクがあるのでしょうか。

ひとつひとつ説明します。

特定空家に指定

放置された空き家は環境・保安・犯罪など、さまざまなトラブルの原因となることから、政府は平成26年に
「空家等対策の推進に関する特別措置法」を交付しました。

簡単に説明すると、この法律は、
「適切な管理が行われていない空き家が地域住民の生活環境に深刻な影響（倒壊や災害など）を及ぼすことを防ぐために、適切な空き家保全の取り決めや措置を記したもの」です。

特定空家とは、以下の条件に当てはまる空き家を指しています。

空き家対策特別措置法の施行により、特定空き家に指定された空き家は、固定資産税の軽減措置対象から除外されることになりました。

これは、固定資産税が最大で6倍に跳ね上がるということです。

事件になりうる空き家

空き家には上記の犯罪になるリスクもあります。

資産価値への悪影響がある

空き家を放置することで
空き家の資産価値へ悪影響があります。

家は年月が経てば必ず資産価値も下がっていってしまいます。

空き家を持つとしても、定期的に家を管理しなければいけません。

空き家の特例で、売却益の控除が受けられるのも３年強の間だけですので、

空き家を所有している場合には
なるべく早期に方針を決め、
方針に合ったサービスなどを活用して
実行に移すことをおすすめします。

空き家整理で大事なこと

計画的に
空き家整理をする

空き家の処分に不安を感じている方の中には、

"単純に更地にした方が手間がかからないのでは？"

"建物を解体して更地にするだけなら、面倒な手続きはいらないかも "

と疑問を持たれている方もいると思います。

たしかに、更地にすることで、先ほど説明した犯罪やトラブルの確率を下げる
メリットもあります。

しかし、更地にした場合には、メリットだけでなく、以下のような金銭的なデメリットが存在することをご存じでしょうか？

更地にすると住宅用地の特例措置から除外されてしまうのです。

「建物が建っている限り、税額が軽減される」という住宅用地の特例措置がありますが、

更地にすると特例措置から除外されてしまうのです。

空き家を解体する場合、解体費用にまとまったお金が必要になるだけでなく、
税金まで高くなってしまうわけです。

これらを踏まえたうえで、計画的に
空き家整理をおこないましょう。

空き家整理を自分でするか業者に任せるかの判断基準

空き家を片付ける前に、自分で片付けができるかどうかを正確に把握することが大切です。

自分で空き家整理をやろうとすると、
何日かかっても片付けられなくて、
結局空き家を放置することになります。

ここでは、自分で空き家整理ができる場合と、業者に依頼したほうがいい場合をご紹介します。

自分で片付けれる場合

一般的に間取りが広くなるにつれて、処分したり、整理する物の量が増えます。

「一部屋だけ物が散乱している」などの状況だと大丈夫ですが、3LDKなどで物が多い状態だと、身体的にもそーですし、かかる手間などを考えると、業者に任せることをおすすめします。

片付け業者に任せるのがいい場合

「体力的に厳しい」「やる気が出ない」などの場合は、部屋の広さや物の量を問わずに業者に依頼することをおすすめします。

空き家整理の
料金相場

※回収する家財やゴミの量、業者によって費用は大きく変わります。

部屋が広くなればなるほど、物が多くなるほど、作業時間が増えて人員も多く必要になるため、料金は高くなります。

あくまで目安として考えてください。

※また、自治体によっては
空き家の補助金制度を受けれます。

空き家の補助金制度は条件があるものの、ゴミの処分費用やリサイクル料金を最大10万円まで負担してくれます。気になる方は「空き家整理 補助金制度」などと調べてみてください。

空き家整理に対応している業者は？選び方

⭐️おすすめは
遺品整理業社

空き家の大半は、住んでいた時のままの状態で残っています。

この場合は遺品整理業社に依頼するのが一般的です。

遺品整理業社は片付けのプロなので、どんな状況でもスムーズに対応していただけますし、買取もおこなっている業者もありますので、価値ある物は買い取りしていただけます。

そういったことを考えても、やはり空き家整理は遺品整理業者に依頼しましょう。

また、料金相場についてもこちらに詳しく書いていますのでご参照ください。

▶︎遺品整理の料金相場・費用を抑え、良い業者お選ぶコツ

場合によっては
不用品回収業者

遺品整理業者や空き家整理業者は、遺品の仕分けから整理の進行、正確な作業まで幅広いサービスですが、その分料金は割高になります。

逆に、不用品回収業者の多くは、不用品の回収のみを専門に行う業者です。

コストを削減したいのであれば、自分でリサイクルを考えながらゴミの分別や、物の仕分けをしてから、不用品回収業者に依頼すると、費用を抑えれます。

物が残ったまま不動産売買は確実に損

空き家整理をせずに、空き家をそのまま不動産会社に売るのは損します。

詳しくはこちらをご参照ください。▶︎相続不動産売却の前に必須な遺品整理・残置物撤去

空き家整理まとめ

空き家を所有し続けることに大きなメリットはありません。

空き家は放置することで様々なリスクが生じます。

空き家を所有している場合にはなるべく早期に方針を決め、
方針に合ったサービスなどを活用して
実行に移すことをおすすめします。

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